2007年11月21日水曜日

コウノトリ、ご帰還?

更新しない間、珍しくカメラを持ち歩いて写真を撮っていた私。。

先日の夜、
ふと気がつくと、越冬に出かけていなくなったはずのコウノトリに遭遇。

あれっ? 1羽残ってた子、やっぱり越冬地にたどり着けなかったのかな??

と思って見ていると、夜目にもはっきり目が合ってしまいました。。
古くから人間の近くに住んでいるとはいえ、やっぱり野生。
翌日からいなくなってしまいました。

その後しばらくたって、ご無沙汰だったプラサ・セルバンテスに行ったら
なんとコウノトリがいっぱい飛び回ってるではないか!

どうやら越冬組と残留組とわかれたみたい? デス。
で、越冬組みがお留守の間に色々な家にお邪魔している模様。。。















これは近所のお留守の巣に来ていたカップル。
撮影の最中は彼ら、そっぽ向いてる振りしてましたが、
やっぱり目が合っちゃって、翌日からいなくなってしまいました。
ゴメンね、コウノトリさん。。

コウノトリは越冬に出かけてもちゃんとそれぞれの巣を覚えていて
毎年手直しをして住むのだと聞きました。
ちなみに浮気もなし!(らしい)

それはさておき、放っておくとどんどん巣が大きくなって
屋根が落ちることもあるのだそうです。
それを防ぐため、大きすぎる巣は越冬時に少し嵩を減らしているのだとか。

それにしても好き放題に泊まり歩いてるらしい残留組。。。
元の住人が帰って来たら、みんな新しいところへ引っ越すのかなぁ。

紹介したか忘れましたが、
ブログのタイトルにしている「シグエニャ」というのはコウノトリのことで、
ここアルカラの名物でもあります。

間近で飛んでいるのを見ると、本当に優雅で美しい鳥です~☆

2007年11月20日火曜日

続・オリーブ作り

今日のアルカラは珍しく雨、いや大雨。。
ここ数日ものすごく寒くなって、朝の気温2℃、お昼も12℃くらいで
暖房なしだと厳しくなってきました。。

しかも午後だった仕事が急に朝に変わって、しかも8時出勤!
スペインは今どき7時半を過ぎないと夜が明けません。

下の写真は7時50分頃の空。ちょうど日が昇ってきたところかな?
まだ薄暗くて、少し朝焼けしています。
















出勤途中に信号待ちでパチリと撮ったら、皆にじろじろ見られて恥ずかしかった・・(汗)
12月の冬至の頃になったら、真っ暗な中出勤するんだろうな~。。
寒くなる前にダウンコート買っといてよかった。。。

さて、今日はオリーブ作りの続きをご紹介。

前回の状態から何度か水を替え、2週間経ったところで
「オリーブに切り目を入れるから来ぉ~い!」と
おとうさんから電話がかかってきました。

あれから2週間たったオリーブとおとうさんの年季の入った手。















オリーブと水を入れたバケツは灰汁が出るのか茶色くなってましたが
オリーブは手に取るときれいですね。
水を吸って少し膨らんでいます。

さて、大きなバケツ2杯分のオリーブにどうやってきり目を入れるんだ?
ナイフを使うとばかり思ってたら、この板が登場しました。















この小さなオリーブサイズの穴に十字に刃が仕込んであるのがわかりますか?
ここを1個ずつくぐらせてオリーブに傷をつけます。
後でハーブや塩を入れた漬け汁に漬け込むときに味をしみこませるためです。
ちなみにこの板は使用暦50年の物だそうです。

作業開始~!
下手すると自分の指がやられちゃうので、最初はちょっとドキドキ。。















上の写真は、やってるうちに2つ重ねて上のオリーブで押せばいいことを発見し、
突然作業効率がアップしました、の図です(笑)

2時間近くでほとんどのオリーブに切り目が入り、
後はおとうさんが引き受けてくれました。
この後も引き続き水に漬けて、今度は毎日水を替えるそうです。
水はFincaの井戸の水。

水を取替えが必要なくなったら、ハーブやガーリックと漬け込むことになります。
あぁ、楽しみだ!

ちなみに先日Fincaへ行ったら、
取り残したオリーブが枝先に真っ黒に熟していました。















おとうさんも私も、緑と黒の間くらいの熟し具合が好きだと一致しているので
残念ながら放置。
鳥さんと虫くんの寒い冬のおやつになることでしょう。




















すっかり冬景色になってきたFinca。
端っこにちっちゃ~く写っている車は私たちが乗ってきた車です。

今年の冬はさむいのかな?