2009年1月29日木曜日

50年に一度
















最近、あまり天気がぱっとしないアルカラです。

時折気まぐれにポツポツ、シトシトと雨が降ったり。

先日は大風が吹いて、アルカラではそれほどでもありませんでしたが
バルセロナのほうでは建物の天井が飛び、壁が倒れて亡くなる方も出ました。

気温は上がれば小春のよう、下がれば真冬、
とっても変な天気です。

そんな中、私が飽きずに待っているのが雪!

実は私が日本で休暇を楽しんでいる間に
スペインでは50年に一度といわれる大雪が2度も降ったのです。
もちろんアルカラも真っ白。

かれこれ70年近くアルカラに暮らしているおとうさんも
見たことのない大雪だったそうです。
今回の写真はおとうさんの撮影。

その瞬間を逃したこの悔しさ。。。
次が50年後だったら、もう死んじゃってるかも知れないじゃないか!

でもその日、実際には雪に慣れてない地域で突然ドカ雪が降ったため
朝、子供を学校に連れて行く親子が道端でつるつる、オロオロ、
車がスリップしまくってあちこちで空前の大渋滞、会社にたどり着けない人続出、
などなど、とんでもない支障が出て大変だったらしいです。

端から様子を聞くと笑っちゃいますけどね(笑)

そもそもカスティーリャ地方(アルカラを含む)では、
年中ほとんど雨のお恵みがありません。
春と秋に少し降りますが、夏と冬は連日雲ひとつないピーカン晴れというのが常。

ところが、今年は雪が降り終わった後も今年は珍しく雲が多いではないか♪

それゆえ、あともう一回くらい降りはしないかと期待しているわけです。

寒いのはいやなんですけどね。。
最近は温度が上がって小春日和なんぞになると思わずムッとします(笑)
















もうすぐ1月も終ってしまいますねぇ。

見られますかねぇ。。。

2009年1月28日水曜日

ちょっと脱線、日本滞在記。

最近あまり面白いことがこっちでないので、
日本で楽しかったことや美味しかったことを書いてみようと思います。

多分ほとんどが、食い物ネタになりそうな。。。
ま、、いっか。

まず最初は、根津にある串揚げの「はん亭」。
去年我が家の忘年会はここで開催。
この古い日本家屋の外見は、外人の旦那さんに好評です。
















こちらさん、メニューがなくてお任せザマス。。

メインの串揚げも美味しいんですけど、
揚げ物が出来る間に召し上がれ、と出てくるものも気が利いていてイケます。

初めて行ったときは、最初に出てくる切っただけの生野菜にびっくりしたっけ。
でもこのお野菜にお店の自家製お味噌をつけて食べるのが美味しい♪
















このほか2皿ほどおとうしが出ましたが、美味しかったのはこの鴨肉のお皿。
付け合せの小松菜かな? 
どうやったらこんなに出汁がしみこむのかというほどしみ込んでました。
素晴らしい。

日本に帰ってきた直後にこんなもの出されたら、
まったくもってイチコロですね。(笑)
















そして肝心の串揚げはこちら!
















揚げたてで、2種類ずつ持ってきてくれます。
私が行ったときはは8種類出てきました。

海老のシソ巻き、谷中生姜の肉巻き、慈姑、蕎麦がき、
蓮の肉詰め、牡蠣... などなど。

途中、ご飯と赤だしと漬物か、岩海苔のお茶漬けかどちらかを出してくれます。
そして全部串揚げが出終わると、もっといかがですかと追加のお伺いが。

私たちはメニューの分で十分満足。
でも食べる人は何十本と召し上がるそうです。。

今回は最後に出してくれた紅玉のシャーベットが出色。。
さっぱりしていてほんのり甘く、ちゃんとりんごの香りがする。

そして、満足満腹のテーブル♪
















ごちそうさま!

お店は千代田線根津駅の近く。
根津周辺へお出かけの方にお勧めします。

はん亭 http://www.hantei.co.jp/

2009年1月18日日曜日

Hermano mayor de San Antón

遅ればせながら、
あけましておめでとうございます!

年末年始は日本で過ごしたため、更新が遅くなりました。
久しぶりの日本は楽しかったです♪

帰ってきてすぐの日曜日、今日18日は San Antón のお祭りの日。

去年も紹介しましたが、このお祭りは動物のためのお祭りで
旦那のファミリーはこのお祭りの運営組織のメンバー。
今年は「Hermano Mayor (エルマーノ・マヨール)」という
お世話役が我が旦那に回ってきました。

といっても、日本に出かけてしまった私たち。
お世話しなくてはいけないほとんどのことは彼のお父さんがやってくれました。
というわけで、彼は当日見栄えのよい服を着ていればいいだけ。
(といったら怒るかな?)

珍しく前日からちゃんと準備に取り掛かった旦那。
ところが始めてすぐ、家事はたいがい出来るのに、
アイロンだけはどうやっても出来ないらしくオロオロ、というかウロウロ(笑)
私はその頃、時差ボケで猛烈な睡魔に襲われて倒れそうだったんだけど
放っておくのもカワイソウかなと、フラフラ状態で何とかお手伝い。。
その間靴磨きは自分でやっていただきました。

お陰でカッコよく決まったぜ!と教会のパティオにてポーズ。





















手に持っているのは頭に聖アントン像が付いた杖で、
毎年エルマーノ・マヨールが持ち、来年のお祭りの日まで預かります。
杖は朝行われる教会でのミサで、前年のエルマーノ・マヨールから渡されます。

ミサを終え、軽食が振舞われた後、
神父さんがやってきた動物に聖水をふりかけ
飼い主はパンをもらうという儀式が、教会のあるマヨール通りで行われます。






















会場のマヨール通りはたいそうな人出と動物で大混乱、
気をつけないとを踏んずけちゃいそう。
場所の取り合いでお怒りになる方も続出。。。

連れてこられた動物も人混み+動物混みが恐ろしいのか
はたまた寒いのか、
みんな震えていて何だかかわいそう。

動物にも神のご加護があるようにという儀式だけど、
何だか逆に、動物たちの寿命が縮むんではないかと思ってしまった。。

そんな中、例年のように馬から始まり
犬や猫、亀やウサギやハムスターやオウムなど、様々な動物が参加しました。
今年はたくさんの人が動物を連れてやってきたため、
残念ながら途中でパンが無くなってしまいました。

地面の冷たさに足が凍って感覚が無くなる頃、儀式が終了。
今日はあまりはっきりした天気ではなかったので、結構寒かったです。

カチカチになった足を引きずって、
毎年恒例のお食事会場、レストラン「La Cúpula」へ。
去年味をしめたパテとハモン・ロモ・サルチッチョンの盛り合わせを
楽しみにしていた私。





















これがお楽しみの前菜ですが、
レストランの照明が暗くてあまりうまく撮れませんでした。
なので他のお料理の写真はカット。

この前菜のあとは、クロケッタなどの温かい前菜が3種類ほど来て
メインディッシュが来ました。
既にお腹いっぱいだったんですが、さすがスペイン、
とんでもなくデッカイお肉が来ました。。。

その後ちゃんとケーキとアイスクリーム、コーヒーに食後酒が来て
やっとお仕舞い。

うぅ~苦しい。。

こうして今年も一大イベントは終了し、
エルマーノ・マヨールの大役も無事すみました。

お祭りを終えて去年と同じ感想、
やっぱり動物への祝福行事より食べてる時間のほうが長い気がする・・。
ま、人間のする行事なんて、そんなもんなのかな。。。

今年も Las Cigüeñas de Alcalá をどうぞよろしくお願いします!