2010年11月17日水曜日

秋のレティーロ公園

11月のとある晴れた日、レティーロ公園へお散歩に出かけました。


最近雨模様の日も多く、この日は久しぶりの晴れ間と週末が重なって、公園内はここぞとばかりに、お散歩する人で溢れ返っていました。私の写真には、人があまり写ってませんが。。(笑)


お天気の日に、緑豊かな公園に行くのは気持いいですねぇ。アルカラもマドリッドも、空気は汚いし、半砂漠で常に空気が乾燥して埃っぽいので、ときどき樹のいっぱいあるところへ出かけたくなります。レティーロ公園はマドリッドの中心部にあるというのに、素晴らしいオアシスを形成しています☆

公園はいたるところで猫の臭いが。たまたま見かけた超美形の、しかしややメタボな猫ちゃんは、ベンチの下から休憩している人のボカティージョを狙っていました。


お食事中の方はまったく猫ちゃんの存在に気づいておらず、別の通りかかった猫好きの方が、横から自分のサンドイッチに挟んであった、大きなハムのスライスをあげていました。すかさず受け取る猫ちゃん。だからメタボなんだよ~、君は。。。


公園には、栗の実がたくさん落ちていました。今年のスペインの栗は、大きて、甘くて、フライパンで殻ごと焼いた焼き栗は絶品。秋の幸せの味ですねぇ♪


下は帰りがけ、アトーチャ駅までの道のりで出会った、絵のような風景。といっても、写真ではわかりにくいでしょうかね。。この角の次の横丁では、向こう側に見える景色は大して変わらないのに、道の曲がり具合が違うせいなのか、全然絵にならない風景という事を発見して面白かったです。


近頃曇りがちで、ときどき雨が降ったり、日が差したり、冬の足音が聞こえ始めたマドリッドです。

2010年11月10日水曜日

久しぶりにPaella

久しぶりに、パエージャを作りました♪


今回の中身は、骨付きの鶏肉(丸鶏半分のブツ切り)、赤パプリカ、ピーマン、さやいんげん、グリーンピース、アーティチョーク、ニンニク、長ネギ、等々。今回は完全に冷蔵庫のお掃除メニュー状態です。秋になったし、キノコなんか入れても良かったんですけどねー。豆類とかも入れればよかったかな。

週末のお買い物行かないですませる怠け者のご馳走として作ったので、アリオリ(Alioli ガーリックマヨネーズ)の買い置きもなし。そこで今回はアリオリの代わりに自家製ビナグレッタソースを即席で作成。これもかなりチャプーサ(ぞんざいという意味のスペイン単語)なソースです。 

自家製ビナグレッタソースはこんな感じ。

レモン汁を絞って、そこに塩とほんのちょっぴりの砂糖を溶いたら、ニンニクの細かいみじん切りとパセリのみじん切りを加えて、オリーブオイルを足して出来上がり。アリオリよりカロリーが低くてさっぱりなソース。結構イケました。

旦那のエビカニアレルギーが勃発してから、もっぱら鶏肉を使ったパエリアしか食べなくなってしまった私達。それでもやっぱりパエリアは美味しい。今回はおこげも出来たし、ジューシーに出来上がってご満悦♪

簡単に作り方を言うと、油を引いて塩を軽くふったフライパンで、肉や魚介類を軽く焦げ目がつくように焼きつけておく。別のフライパン(またはパエリア鍋)に、肉または魚介類をいためた後の油を引き、好みの野菜類をいため、軽く火が通ったところへニンニクのみじん切りを加える。これがよく炒まったら、皮むきトマトのすりおろしとパエジェロ(パエリアの素)を加えてよく混ぜ、そこに無洗米を加えてしばらく全体をよく混ぜ炒める。お米全部にサフランの色が均一に行き渡ったら、別に用意しておいた熱い出汁をたっぷりと加え、塩加減を調整して全体を出汁の中に沈める。そこへ焼いておいた肉や魚介類を、出来上がりを想定して上部へ飾りつけるように置き(もうここからは中身をいじらないので)、蓋をして、中弱火でお米が柔らかくなるまでグツグツ炊きます。出来上がったら、櫛切りレモンやパセリを散らして、アリオリを添えて召し上がれ☆
 
このやり方さえ覚えておけば、多少材料が違っても美味しくできます。出汁は米500gに対して1ℓ。大きなフライパン丸々1個分できる分量です。CarmencitaのPaellero(パエジェロ)は、我が家のパエリア作りには必需品。サフランはやっぱり高い。このパエジェロ、小さいし軽いし、お料理好きな方へのスペイン土産にお勧めです☆

もしエビを使うときは、ぜひ尾頭付きのエビを。そしてアンコウの身やアサリなどを加えると、よい出汁が出て断然美味しくなります。