2010年1月21日木曜日

Abelardo



お友達夫婦が諸事情により急遽、アルゼンチンへ旅行に出かけました。なんと、羨ましくもタダ!でも別に宝くじとか旅行が当たったとかじゃないんです。

アルゼンチンに住む親戚から有名な場所でやるクラシックコンサートかなんかを主催するから、もし彼の地へ来る予定があるならチケットをくれて進ぜようと言われていたところに、別の親戚で航空会社へお勤めの方がいて、そこから社員のための優待航空券が彼らのところに回ってきたというわけ。航空券もコンサートチケットも無料、宿泊先はいとこの家というわけで、ルンルンで出かけていきました。

で、なぜか私達に飼っているジャンガリアンハムスターを置いていったというわけ。そのハムスター君の名前が「Abelardo(アベラルド)」。お友達の説明によると、アベラルドとはモグラのことらしいんですけど、旦那によるとハムスターという意味だとの事。まぁ似たようなもんだけど、と辞書を見てみると、なんと載ってない!Wikipediaにも載ってない!珍しい単語なのかなぁ。。。

さて、アベラルド君とは彼が買って来られた日から知り合いなんですが、すっかり忘れている模様。ものすごい怖がりで、多分身体も一般的なものより一回り小さいような気がします。最初の2日間はそれはもう恐慌をきたして大変でした。環境が変わるって随分ストレスなんでしょうねぇ。怖いせいなんでしょうけど、イヤな匂いがして、2日目に仕方なく掃除をすることに。主が掃除して日が経たないし、これ以上ストレスをかけたくなくて掃除なんてしたくなかったんですが。

予想道理、私の手がかごの中に入ると怖がって大変でしたが、家の中の綿と、下にひいてある砂を変えたら臭いが随分減りました。しかもストレスのせいで餌をまったく食べていないことを発見。これはマズいと思って強硬手段、家の中用の綿を減らし、半分くらいしか隠れられないようにして、毎日時間のあるときに彼の視界の中にいるようにしてみました。自分が餌を奪う存在でないということを示すために餌は目の前で換えたほうがよいと読んだので、そのようにしました。すると4日目辺りから行動が落ち着き、手からごはんを食べるようにまでなりました!そしてあれ以来においも少なめ。

私的に素晴らしい成果。。(笑)

私も一度このハムスターを飼いましたが、友達の飼っていたツガイの子供をもらってきたので、ものすごく人に慣れていて、手で触ってもあまり嫌がらない子でした。全然アベラルドと違ったなぁ。昨日の夜からやっとご飯を食べるようになり、一安心。まだしばらく我が家にいないといけないので、出来るだけ快適に過ごしていただきたいと思います(笑)

下は珍しく入り口を開けたまま寝ていたのを激写したもの。起きている時にカメラを見たら、きっと怖がるだろうなぁ。。



最初の写真を見ると、結構豪華な家に住んでるのがわかりますよね、アベラルド氏。右のくねくねチューブを登ったり降りたり、車も結構走ってまわします。運動量の多いハムスターなんですって。でも活動は夜なので、ほとんどお目にかかりません。朝早く起きるて覗きに行くと、ちょろちょろしてる時もありますが。

飼い主旦那はほとんど彼の姿を見かけないので、何のために飼ってるのか!、とややご立腹気味(笑)。うちの旦那も見かけないみたい。何でだ? 奥さんのほうが彼と相性がいいのを見ると、男の子かなと思いますが、実際のところアベラルドの性別は不明です。

ちなみに私が参照してためになったハムスターのHPはハムエッグさんという方のものです。すごいHPを作っていらして、ハムスター各種について良く知っていらっしゃいます。

2010年1月19日火曜日

今年の San Antón



 昨年は Hermano mayor として色々お役目のあった旦那さんですが、今年はシンボルの杖を次の人に渡せばおしまい。今年は楽チンです。

11時から始まったミサが終って、教会の中庭出てみるとものすごく細かい霧雨。そんな中、小さな子供が怖がるのもお構いなく、大人たちは大きな音の出る花火をいくつも打ち上げました。かわいそうに、子供達は大泣きでした。

花火と子供の絶叫が納まると、Socio(ソシオ)の人たちだけのアペリティーボ。動物に聖水をかける儀式の前にお酒や軽食が振舞われます。カジェ・マヨールへ出てみると、もう動物を連れた人たちがちらほら。ゆっくり会場へ移動するうちに馬がいっぱい来ました。




やっぱり近くで見ると、馬って大きいですね。

2歳の甥っ子と一緒に移動したので、全然歩みが進みません。「カバージョ! カバージョ!(馬だ! 馬だ!)」といって大喜び。人間にとてもなれている馬たちで、一緒にいる人たちも上手にコントロールしているので大丈夫とは思っても、あんまり近くにはしって行っちゃうとちょっと心配。しかも子供は雨だろうと寒かろうと関係なし。興味という情熱さえあればどこにでも行っちゃうんですね。

ひとしきり馬を見学すると、何とか諦めてくれてアペリティーボ会場へ。いつもここでアルカラの大聖堂の名前を取った「Santos Niños サントス・ニーニョス」という Vino dulce が出るんですが、やっとそのワインを製造している方と知り合い、どこで売っているか教えてもらいました。ボデガ(ワイナリー)をお持ちだなんて、すごいなぁと思ったら、意外に普通のおじ様で、あまり薀蓄を語りまくるタイプでもなかったので助かりました。もちろんこの方もソシオです。

さて、アペリティーボが終っても霧雨がやむ気配はなく、逆に激しくなってきた?様な気が。。いつもの聖水を授けてくれる教会の前までたどり着いたんですが、あまりの人と動物と雨にうんざりして、一度帰宅。旦那の兄弟も来てしばし日本茶で一服。今日は肉にするか魚にするか、などとつまらない話をして、というのもこのお祭りの後に行くレストランはあまり美味しくないのです。ま、そうは言っても不参加と言うわけには行かないので、頃合を見計らってレストランへ。

お食事が始まると、やっぱり代わり映えしないね、と言うメニュー。でも、その中で変わってほしくないといえるのはパテ。パテだけは美味しい。




こちらではスプラウトがまだ珍しいようで、全然食材として定着していません。パテについてきたら、皆興味津々。こりゃ何じゃとみんなでつっついて、 葱の芽だ♪などと、笑っちゃいました。

今年のメインディッシュは魚が正解。メルルーサのソテーでしたが、けっこう美味しかったです。写真撮るほどのものではなかったのでオミットしましたが。デザートはもうちょっと頑張ってほしかったなぁ。

今年は「別のレストランにしよう」とうちと叔父さんの家族が言い出したので、少しマシになったような気もしましたが、やっぱり全体的にはあまりよろしくなかったです。来年も別のところにしよう、と言わなくちゃね。

このレストランのお食事では、毎年会員に賞が当たる番号の付いた紙が配られるんですが、なんと、今年はわが舅、ホアンホが大当たり!

でもね、当たるとね、その賞品っていうのが、生きたブタ 丸ごと一匹!!!

昔は屠殺場のあるうちもあったそうで、そうするともらったブタをしめてチョリソやらハモンやらを作ったり、パーティーを開いたりしたそうです。でもさすがに現代ではそぐわないので、ブタの代わりに賞金をということになっているようです。もちろんブタがほしいと言えば、後日本当にブタが送られてくるそうです!

というわけで、今年は思わぬオマケつきのサン・アントンでした♪

2010年1月11日月曜日

真っ白な朝



昨日の降りっぷりから、今日の朝はどうなるかなぁと思っていたけど、それほど積雪はなく。でも降った後に溶けて凍ったので、徒歩通勤の私には最悪でした。。

今日は少し早い出勤だったので、夜明け前のプラサ・セルバンデスです。警察が現場用のテープでプラサを囲んで、入れないようにしたみたいです。前回降ったときにすっ転んだ人がたくさん出たようなので。。でもさっそく破られてますね(笑)

今日は珍しくお日様が出て、珍しくですよ、スペインなのに。最近曇りと雨ばかり。いつも乾いているので雨は嬉しいけれど、続きすぎるとお日様が恋しいですね。

あ、それで、珍しくお日様が出て、とっても綺麗な一日でした。



明日からまた雨模様になるそうで。。しかも今夜は冷えるそうなので、明日の朝道が凍ってると怖いなぁ。今日の朝は小さなおばあさんが、雪にはしゃぐ自分より大きいシェパードを連れて危うい足取りで歩いているのとすれ違って、こっちがドキドキしてしまいました。無事に家に帰れたかなぁ。。

2010年1月10日日曜日



昨年1月に日本に帰っている最中に雪が降って、「50年に一度のチャンスを逃したな(笑)」などと舅にいわれてちょっとガッカリしてたんですが、何のその、この冬はやたらと雪が降るじゃありませんか!

この写真は1時間くらい前に撮ったもの。今も細かい粉雪がしんしんと降っています。 これでこの冬何度目かな、3度目か4度目ですかね。でも今回が一番降っています。それにしても寒い!

50年に一度がふた冬連続なんですから、地球の気候変動もいよいよ深刻になってきてますね。でも雪は大好き♪

それにしても明日の朝が怖いな。スペインのマドリッドから南は雨や雪、特に雪に慣れていないので、ちょっとでも降ると大混乱なんですよ。今日は積もりそうな降り方をしている上に日曜日だし、市役所はちゃんと対策とってるかな。。。

明日の朝、真っ白な写真が取れたら載せますね。

2010年 明けましておめでとうございます

 

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
今年もボチボチ気まぐれながら更新していきますので、見に来てくださっている方々、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

スペインの年末年始は過酷でございまして、12月の初旬からひたすらパーティ続き。ご覧いただいておりますようなお肉の塊がイヤというほど出てまいります。。もう1ヶ月もこんなことをやっていると本当にイヤになりますね(笑)。ご馳走は結構ですが、ほとんど苦行と化します。

今回の年末年始は12月初めの友人の誕生日パーティに始まり、旦那の姉弟全員集合の食事会、友人との食事会、クリスマスイブ、クリスマス、大晦日、新年、そしてReyes Magos(レジェス・マゴス、1月6日にあるスペインのクリスマス) という流れで暴飲暴食の嵐でした。いやいや大変だった。

こういうパーティは大量にお料理するので、1度あると1週間はその料理が続くわけで、いやまさに苦行。真剣に運動する機会を考えないと、この先身体が持ちませんね(笑)

というわけで、楽しく新年を迎えることが出来ました。

皆さんのお正月はいかがでしたか?