2007年10月21日日曜日

ある秋の1日

すっかり秋になり、朝晩グンと冷えるようになって来ました。
冬至に向かってだんだん昼間の時間が減って来るのは当然ですが、
こちらは朝、8時にならないと夜が明けなくなってきました~~。

さて、今日は朝からどこかへ散歩に出たいという私のリクエストにより
Aranjuez へ行ってきました。
マドリッドのアトーチャ駅から電車で約40分ほどのところにある
Carlos III という王様の夏の宮殿だったところです。
素敵な宮殿と、もはやお庭とは言えないくらいの規模のJardin(庭)があります。

というわけで、日曜日だというのに早起き。。
前日頑張って早寝した私はチャキッと起き、
夜中遅くまでパソコンで遊んでいた旦那は何とか起床(笑)

8時過ぎに家を出てみると空気の冷たいこと。。
この寒い中ホームで電車待つの嫌だなぁと思っていたらいい具合に待たずに到着。
アトーチャ駅で乗り換えて1時間ちょっと、空がすっかり曇ってしまいました。
そして駅の外にある温度計の知らせは「10℃」。
寒っっ~~!

そりゃそれなりに暖かい格好してきたけど、どおりで耳が痛いわけだ。。
とりあえず街の真ん中に出て何か暖かいものを飲もうと、さっそく移動。

一番最初に見つけたBarでカフェ・コン・レチェを飲み、(←これがひどいBarだった)
地図をもらいに Información へ。

これがオフィスのあるところ。
Carretera de Andalucia
というところにあるのだけれど、
普通ある目立つ看板もなく
ドアも曇りガラスで、見つけるのも一苦労。。

でも入ってみたら
中にいたお兄さんは結構いい人でした。
見どころが色々ありそうなのに
残念ながら午前中で帰ると言ったら
「じゃ、宮殿とJardín de la Isla を見るといいよ」と
プランを考えてくれました。

では早速、ということでまずは宮殿に向かいました。
豪華な噴水のある宮殿の前庭を進むと、タホ川を利用したお堀が出てきました。

水鳥がいっぱい。

スペインは基本的に乾いた大地だけど、
ちょっとでも水があると
北部の緑豊かな地域でなくとも
水鳥がたくさん集まります。





お堀が周辺が素敵だったので
宮殿に入るのをやめて
Jardín de la Isla を散策してみることにしました。








夏の宮殿というだけあっていたるところに噴水が配してありました。
特に涼しげだったのが、宮殿の脇にあったこの景色。













とんでもなく暑い夏のために作られた Aranjuez の宮殿。
すばらしく涼やかな風景も、さすがにこの陽気だと寒いばかり(笑)

その後は背の高い木に囲まれた迷路のようなお庭をテクテク、
気持ちよさに任せて当てもなく歩いてみました。

途中、大きな鳥かごに飼われている小~っちゃな鳥を見つけたり、
耳の先がポワポワになっている野生リスに出合ったり。
警備員さんはもっと他にも色々いるのだと言っていましたが、
私たちは他の動物には出会えませんでした。

楽しんでいるうちに公園の端っこに来てしまいました。
そばにいた警備員さんに道を聞いて、宮殿方向へまたテクテクと。
紅葉こそしてなかったけれど、
乾いた落ち葉をシャリシャリ踏んで気持ちのいい森林浴になりました。

すっかり目的が達成されてしまい、
もう1つインフォメーションで薦められた宮殿にいっては見たものの
入り口の行列を見てすっかり戦意喪失(笑)
宮殿は次回にしよう、ということにして
インフォメーションの近くで見た Cervecería で一服。

小さいけど安くて美味しい Bocatillo を何十種類もおいていて、
選ぶのに一苦労(笑)
パンも白いものかブラウンのものか選べ、ちゃんと焼いてくれました。
写真撮るのも、店名見るのも忘れましたが、Calle de San Antonio にあります。


さて、帰る頃になってすっかり晴れてきました。
何だよ今頃~。。

これは帰りがけにとった写真。
宮殿から駅までの道のりも緑豊か。

次回ここを訪れるのは春の予定。
その時期に特別な観光列車に乗れるので、
それを狙っています。


おやつで暖まった私たちは、一路アルカラへとんぼ返り。
今日はお昼に約束があるんです♪

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