Aranjuez から電車に乗って1時間。
アルカラに帰ってきました。
今日はおとうさんのJuan-Joséがお昼ごはんに Cocido を作ってくれるのデス♪
スペインと言うとパエリアが超有名だけど、
実際には地方色豊かなお料理が色々あります。
おとうさんがつくってくれるコシードはマドリッドの代表的な地方料理。
Cocido の意味は「煮込み」。
何でも煮込めばコシードなってしまうので、
名物地方料理のコシードは「Cocido Madrileño(コシード・マドリレーニョ)」
という名前になって区別されるみたいです。
さてさて、アパートの入り口を入るともういい香りがしています、♪
しかし家に入ってみるとまだ煮込んでいる最中、「もう少し時間がかかるよ~」とのこと。
なんだ、早く来いっていうから頑張って急いで帰って来たんだけどなー。。
じゃ、その間に材料の説明。
ジャガイモ、人参、ヒヨコマメに鶏肉や牛肉の塊り、チョリソー、モルシージャ、
肉の脂身(これも塊り)も入れて時間をかけてグツグツ煮ます。
キャベツはに混んでいるうちに溶けてくるので別にゆでて、ゆで汁を使います。
ゆでたキャベツはフライパンでニンニクといためて、後ほど一緒にテーブルへ。
お父さんは前日から煮込んでいた模様。
野菜も豆も煮溶けてはダメ、
でも各材料からしっかり出汁を引き出し、味をしみこませるという技が必要です。
完成を待ちきれない若者(=旦那)は自主的におつまみを用意。
黄色いお皿に乗っているのは
Queso Manchego(ラ・マンチャ地方のチーズ)、Lomo、Chorizo、Salchichchón。
上記のお肉達はなんと、Iberico de Bellota の表示付き!
Iberico de Bellota の豚さん(イベリコ豚)は、
どんぐりを食べて育つ特別な豚さんです。
特有のお肉の香りが普通のものよりやわらかく、お肉が甘いです。
その辺のスーパーで売ってる怪しいものでないものに
初めてお目にかかりました~。
これらは夏休みに行った Villa Mayor で買えるんだそうです。
白い器は皆が手を伸ばしたのでちょっとになっちゃったオリーブ。
おとうさんのお友達、アントニオさんのお手製です。
このオリーブ、丸っこくなく細長くて三日月みたいな形をしています。
ちょっと苦味(しぶみ?)があって、私にはちょっと食べにくい味。。
写真を撮ったり、おしゃべりしたり、サラダを用意したり、
この夏生まれたお姉さんの子供、アルバちゃんをあやしたりするうちに煮込み完了!
煮込み終わったら具と煮汁を分け、煮汁でスープを作ります。
出汁を取り分けているの図。
スープを作るのは
おかあさんの Mari-Carmen の仕事。
味の調整と表面の脂を除去します。
脂を取り除く前のスープ。
チョリソー色の部分は全部脂。。
この脂を取り除くことで
コレステロールも低下?(笑)
クドさがぬけて飲みやすくなります。
3cmくらいのスパゲティみたいなパスタを
たくさん入れて出来上がり。
こちらは具のほう。
写真にある黒いのがモルシージャ、
赤いのがチョリソーです。
お肉はお肉だけお皿に出し、
残りの野菜とお豆は
お鍋のままテーブルへ。
いっただっきま~す♪
朝の散策ですっかり冷え、お腹も空いてすっかり食べるのに夢中になった私は
テーブルの写真をすっかり撮り忘れました。。。
スープは熱々♪
具のほうは、ニンニク+スパイス+ハーブをすりつぶしたものに
スープを加えて作ったソースをかけていただきます。
4人でご馳走をほおばりつつ、ここで午後のプランが浮上。
まだまだおわらない秋の1日です!
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